『南くんの恋人』(みなみくんのこいびと、ISBN 4167267063)は、1986年から翌年にかけての『ガロ』(青林堂)誌上での連載を中心として発表された内田春菊の漫画作品。書き下ろしの最終話を加えた単行本が、1987年に同社から発売された。またはそれを原作とした同名のテレビドラマ作品。
高校3年生の南くんと、突然身長16cmになってしまったちよみの恋と同棲生活を描いた連作。「あとがき」で内田は、読者と自分の認識のギャップを“この作品、自分は「小美人ポルノ」だと思ってたのに、読者からは「これってプラトニックな恋ですよね?」と手紙が来る”と述べている。
1994年に高橋由美子・武田真治の主演によるテレビドラマ版(テレビ朝日系)が放映され高視聴率を獲得した。なお、高橋・武田篇では、原作にないオリジナルエピソードが「もうひとつのエピローグ」として製作・追加されている。視聴者(主に子供達)から「ちよみがかわいそうだ」と投書があったためとの事。
2004年7月から、深田恭子・二宮和也の主演で同局木曜ドラマ枠で再ドラマ化された。
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